塗装工事をする前に覚えておきたい色選びの方法
2024/07/17塗装工事で覚えておきたい色選びの方法
外壁塗装をする際に、意外と悩むのが色選び。好きな色を使いたいなと思っても、いざ家に塗ったらおかしいかな?なんてお悩み中の方は全国にたくさんいるでしょう。
外壁塗装の目的の一つ美観向上では、劣化した外壁の見た目を本来の状態に戻すだけでなく、見慣れた我が家のカラーを好みのものに変更することも可能です。カラーが変われば、家の印象もがらりと変わり、新しい家のようなわくわく感もあるでしょう。そこで覚えておきたいのが、色の選び方です。色の相関関係や、補色の関係性など相性の良い色で組み合わせていけば、よりデザイン性に富んだお気に入りの家が実現します。
さまざまなスタイルが実現可能
家のカラーは、家主の趣向を自由に反映さえることが可能です。しかし、自由が利く分、よりデザイン性に富んだ家にしようと考えれば考えるほど、ますます決まらなくなります。悩みを解決するためにはある程度のスタイルを把握して決めていくよいでしょう。ここでは、主な3つのスタイルを紹介します。
ナチュラルスタイル
優しく親しみやすい雰囲気の家にしたいのであれば、ナチュラルスタイルのカラーがおすすめです。ナチュラルな色とは、自然と調和する色を使って、自然な雰囲気に仕上げること。たとえば、高貴な印象を与えてくれる檜皮色(ひわだいろ)と練色(ねりいろ)をツートンカラーとして組合わせれば、高級感を漂わせつつも自然な暖かさを備えた家のイメージとなります。ほかには香色(こういろ)の使用もおすすめです。このような配色は和風のイメージもありますが、意外と洋風の家でも合います。
また、ナチュラルスタイルの中でも赤茶の弁柄色(べんがらいろ)は、自然色として非常にポピュラーなカラーです。これに明るい丁字色(ちょうじいろ)や土器色(かわらけいろ)を加えていけば、暖かく自然になじむ素朴で品のある雰囲気の家となる効果が期待できます。ジャパニーズスタイルとしておしゃれな印象になるでしょう。
さらに、ナチュラルスタイルの代表として外せないのがグリーン系のカラーです。おすすめは、ジェードグリーンやオパールグリーン。こうしたカラーを使用すれば、爽やかな印象を作り出せるでしょう。
クラシックスタイル
パリッとメリハリ付けて、伝統的なスタイルや重厚感を感じさせ、落ち着いた雰囲気を求めるのであれば、クラシックスタイルのカラーがおすすめです。たとえば、やや緑がかった茶色として知られる璃寛茶(りかんちゃ)は、江戸時代から親しまれてきたカラーであり、家に重厚感を与えてくれます。そのほか、和紙を思わせるような優しい白色である白茶(しらちゃ)も、伝統的でありながら優しい印象を与えてくれるでしょう。和風な印象がありますが、サッシの色味を考慮して付帯塗装を配色すれば、シンプルモダンなイメージが程よく調和します。
クラシックスタイルのアクセントとして付帯に使用する色でおすすめなのが、穏やかな印象の伽羅色(きゃらいろ)や、エレガントなイメージをプラスしてくれる栗色です。こうしたカラーを駆使することで、より重厚感のある仕上がりが実現するでしょう。
モダンスタイル
自分の家をこれまでなかったようなカラーにしたいと考えている場合は、モダンスタイルがおすすめです。一般的に、濃紺や濃いグレーなどを使用すると、重厚感と存在感が出てくるでしょう。
また、モダンスタイルの代表的な例として、屋根や外壁の上部に黒色系、外壁のアクセントとして白色系をチョイスすることが挙げられます。加えて、エレクトリックブルーなどのはっきりとしたカラーをアクセントとして選択すると、シンプルであり近代的な演出もでき、その家ならではの個性がより際立つはずです。
色を合わせる際の注意点
外壁のカラーを選ぶ際は、多くの場合塗料メーカーのパンフレットにあるサンプルカタログから選択します。しかし、パンフレットからでは見本が小さく決めづらいので、A4見本板から選ぶことになります。また、業者によってはソフトやツールを用いたカラーシミュレーションに対応しているところもあるでしょう。しかし、こうしたシミュレーションはあくまでイメージを計るための参考程度であり、実際の色合いとは異なる場合もかなりあるということを、認識しておかなければなりません。
実際に仕上がった外壁を見て「シミュレーションとちがう...思っていたより濃い(薄い)……」という事態にならないよう、以下の2点を意識しておきましょう。
色見本は太陽光に当てて見る
色を判断する際は、「太陽光に当てる」ことがポイントです。太陽の光に当たると、色が室内で確認したものとは異なる場合もあります。そのため、色の見本をチェックする際には、実際に外に出て太陽光に当てるようにしてください。そのうえで、好みのカラーを選ぶようにしましょう。特に、晴れの日、曇りの日でも見え方は変わるため、天候や南面、北面など日の当たり方も考慮して選びましょう。
色見本は実際に外壁に当てて見る
外壁のカラーは実際に塗装が終わるまで、イメージすることは難しいです。塗装前に少しでもイメージしやすくするためには、検討している色見本板を家の外壁に当ててみるといいでしょう。そうすると、屋根や玄関などの付帯部分との相性が分かりやすくなります。壁に充てて決めることをお勧めします。
家のカラーを変えて外壁をおしゃれにしたいなら、塗装のテクアートにご相談ください
家のカラーで、全体の印象もガラッと変わります。ただし、塗装を依頼する業者の経験が乏しいと、理想通りのカラーを実現できないだけでなく機能性も低い外壁となってしまうリスクもあります。そのため、外壁塗装工事を行う際は、優良業者へ依頼することが重要です。もし適切な塗装業者が見つからないようなら、塗装のテクアートまでご連絡ください。
塗装のテクアートでは2007年の創業以来、1000件を超す施工を実施してきました。また、カラーシミュレーションは実際現場に出ている職人が作成しております。色選びもとことん納得いくまでご相談に乗りますので、お気軽にご相談ください。