横浜市旭区白根 シーリング工事 続編
2024/05/17
神奈川県横浜市にある外装リフォームの株式会社テクアートです!
今回はサイディング外壁に使用されるシーリング材の
オートン社のイクシード
コニシ社のSRシールH100
についての内容になります!
弊社でもどちらも使用しておりますし、変性シリコンのペンギンシールなども使用しておりますが、
今回は高耐久のイクシードとSRシールのどちらがいいのかという論争について記します。
結論から言うと
どちらも優れた商品です。
ただし、材料の癖をつかまないと痛い目を見るのがイクシード、比較的トラブルが少ないのがSRシールといった感じです。
何故イクシードの癖をつかまないと痛い目に合うかと言いますと、
イクシードは乾燥時間がやたら長いということが大きな要因になります。
LSポリマーとかCRオリゴマーとか難しい専門用語を使われてもよくわからないと思いますんで、簡単にかみ砕いて説明していきます。
イクシードの良いところは長年研究されてきて、土木工事に使用されている製品の超耐シーラーTF2000から紆余曲折してきた経緯を知っているので、割と真面目に研究開発された商品だと思います。
ウレタンと聞くと建築塗料の感覚だと耐久性は低いと思われがちですが、車両塗装の分野ではウレタンは主流ですし、ウレタンと聞くだけではじいてしまうのは感覚的には知識が乏しい業者かなと思います。
ウレタンの重合により全然性質は変わります。
ちょっと難しくなるのでここでは割愛します。
イクシードのデメリットは乾燥時間が長く、気温が低いときは特に乾燥が遅いのです。夏場で3~4日ほど冬場で1週間から10日ほど
弊社では、冬の施工はSRシール
気温が安定しているときはイクシード
という使い分けをしております。
どちらも耐久年数30年と、にわかに信じがたい耐久性を誇ります。
※誇大広告のような誤解があるとまずいので、弊社では15年ほどの耐久性とお客様にお伝えするようにしております。
イクシードは上から塗装するときは、特に注意が必要です。
弊社では、乾燥時間を長くとるほかに、シールドライヤーという硬化促進剤を吹き付けます。
その他は企業秘密なので、気になる方は、お問い合わせください。
SRシールは、変性シリコーンが主成分で、使用した感じヘラ触りの切れがよく、美しく仕上げやすいのも大きな特徴です。
どちらも良いものとは思いますが、現場の特性や気温などを加味して効果を発揮するには経験と職人の知識も重要となります。
性質を理解せずにイクシードは使わない!と言い切ってしまうのはちょっと早合点過ぎないかなと思います。
どちらも金額はさほど変わりませんので、このようなシーリング材を通して会社のこだわりや考え方を聞くのにはいいきっかけになるかと思います。
話をまとめますが、イクシードやSRシールだから良い!というよりは、性質を理解した会社や職人なのかっていうところが重要になります!
どんなにいいシーリング材を使用しても、プライマー(下塗り)が不足していたりすれば、当然長持ちしません😨
塗料もそうですが、性質を理解して施工時期の適切な判断をしてくれる業者に依頼しましょう!!
次回は屋根、外壁の下塗りを紹介します(^^)/
使用する材料は
外壁が関西ペイントのRSマルチシーラー
屋根が水谷ペイントの快適サーモマイルドシーラー
を使用します!