外壁塗装は3回塗り?4回塗り?塗る回数による違いとは?
2024/03/12外壁塗装は3回塗り?4回塗り?塗る回数による違いとは?
外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」で行うのが一般的です。メーカーのカタログを見ると標準仕様では3回塗りで記されております。しかし、業者によっては「うちは“4回塗り”をするから安心です」とアピールする場合もあります。なんとなくよさそうに思えるこの4回塗りですが、果たして本当に必要なのでしょうか。また、塗る回数によって外壁にはどんな違いが生じるのでしょうか。今回は、外壁塗装の4回塗りの真実について詳しくご紹介していきますので、是非最後までご覧ください。
外壁塗装では建物を守るための1次防水となる「塗膜」でバリア層を作る
外壁塗装では、下塗り~上塗りの塗料を決められた使用量を重ねて塗ることで外壁に塗膜を作ります。この塗膜が、紫外線や雨風、雪や大気汚染物質などの外的要因から外壁を守るバリアとなり、素材の寿命を延ばしてくれるのです。
塗膜を作るためには、「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3回の塗装があらゆるメーカーの基本仕様です。しかし業者によっては、塗る回数を増やした「4回塗り」を提案してくる会社も稀にあります。4回塗りと聞くと「塗膜がさらに丈夫になりそう」と魅力を感じる方が多いのですが、実際はどうなのか、もっと大事な本質を解説していきます。
デメリット
費用が高くつく可能性大
通常は3回塗りのところを4回塗りで施工するというのは、工程がひとつ増えるます。つまり、その分の人件費がかかり、塗料も余分に必要になるため、通常よりも費用が高くつく可能性が高いでしょう。
塗料を薄めた4回塗りは逆効果
「3回塗りと同じ料金で4回塗りします!」とアピールする業者もいます。一見お得なようですが、実はこれも落とし穴です。塗料は量によって、塗ることができる面積があらかじめ決まっています。そのため、そういった業者の多くは、3回塗りで使う量の塗料を極端に薄めることで無理やり4回塗りを行います。
薄めたすぎた塗料で4回塗りすると、塗膜が通常よりも薄くなるため耐水性が落ちたり、表面劣化が早まることがあります。外壁をしっかり守るために4回塗りを選択したはずが、通常以上に劣化が早まることもあります。
メリット
下塗り2回でしっかりとした下地が作られる
下地が吸い込むケースや劣化状況が進んでいる場合は下塗りを2回塗ったり、難付着サイディング等は専用の下塗りが追加される等、ケースによっては2回塗ることはメーカーも指定しておりますし、当然です。この場合は4回塗りなります。
よって長持ちにつながる。
大事なことは3回塗り以上で、必要な塗料の量を使用しているかです。
3回塗りはあくまでも基準です。
一番大事なことは【決められた量を使用しているか?】です。
回数で明示した方がわかりやすいのも事実ですが、塗料を薄めてしまえば何回塗りでも言えてしまいます。10回塗りでも可能になってしまいます。
決められた使用量(塗布量)を3回塗りで達成しているか?です。
達成してなければ達成するまで何回でも塗る。が正解になります。
ごつごつな外壁より平らな外壁の方が塗料は使わないことは容易に想像できます。
そこが隠されたポイントです。平らな壁、すなわちサイディングのお家は大体、使用量未達成のまま引き渡されることが多いのです。
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このような理由がない、口だけ4回塗りは怪しいので、何缶使うか聞いてみてください。【ご自宅の㎡数×使用量(カタログに書いてあります)÷荷姿(何キロの塗料缶か)=一回塗りに必要な缶数】
信頼できる業者を見極めることが何より大切です。
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